蓮如・如光上人

親鸞聖人から約150年のち、本願寺に蓮如上人が誕生しました。蓮如上人は天台宗から本願寺を独立させ、さびさびとした寺を念仏の道場として復興することを志し、後に真宗中興の祖と呼ばれるはたらきをしました。

同時期に上宮寺には龍の化身と言われた30代の如光が現れました。如光は蓮如上人とねんごろな交流を結び、三河に上人をお招きしたり、上人の危機にはせ参じて助けたりと蓮如上人を陰に陽に支えました。

上宮寺にはその2人の交流を示した法宝物が数多く伝わっています。それは単なる歴史資料ではなく、浄土真宗に生涯をかけた2人の証しといえるものです。