インド仏教史 最終回

本日3月14日、岡崎教区の真宗学院にてインド仏教史の第5回をお話しました。

第5回は「仏教の伝播」と題して、仏教がインドからどのように世界に伝わっていったのかを紹介しました。

仏教の伝道は釈尊から始まります。釈尊は目覚めた弟子に対して「二人して同じ道を行くな」と、広く多くの人びとに仏教が伝わるように指示したと言われます。

またその説法も、民衆によくわかるようにと日常語を大事にし、エリートしかわからない宗教言語での説法を禁じたそうです。

そのような釈尊の伝道の態度から、仏教はインドから東西南北、多くの地域や国に伝播していきました。そこにはまた伝播を担った仏弟子たちがいて、そのような人と歴史の一端をお話しました。

今回で担当のインド仏教史は終わりです。真宗がインドからの仏教に連なっていることと、それから生まれる自信が、少しでも学生さんに伝わったならばよしと思えます。