婦人部報恩講で法話を

本日2月11日、上宮寺での婦人部報恩講でお話をしました。

「浄土の消失と人間の物化」を念頭に、浄土真宗の肝心要の浄土が見失われてきている現代を、「死んだら無になる」とされる現代日本人の死生観と合わせて取り上げてみました。

現代は死者の弔いが無形化し、何でもありになってきました。極端な例では、死んだ者に金をかける必要はない、とか、死者よりも生者が楽なほうが優先といったことも聞きます。

そのように人間を物のようにあつかう現代に、仏教は浄土真宗は、浄土が在るぞということを発信していきたいです。