施設
本堂(ほんどう)
三河一の伽藍を誇った木造の本堂は1988(昭和63)年に焼失し、1996(平成8)年に21世紀を見すえて現本堂が再建されました。既存のお寺の形にとらわれないモダンさと同時に、仏教発祥の地であるインドの精舎形式をイメージしたデザインとなっています。
参拝席は椅子席で、車いすでの参詣もできます。明るく風通しのよい本堂はお葬式やお年忌の会場にも使えます。
ご法事の接待に客殿を使用することもできます。
会館
本堂と同時に再建された会館は畳敷き40畳の広い集会場が作られています。集会場にはご本尊も安置しており、こちらでのお葬式やお年忌も可能です。畳ですが椅子席にもなります。台所や長机もあるためご法事後に食事会場としても利用できます。
宝物殿(展示ギャラリー)
宝物殿は壁掛けと展示ケースが設えてあり、一部の壁は磁石も使用できます。個展や同好会の作品発表の会場として使用できます。
境内
境内は50台停められる駐車場があり、大型バスも停車可能です。
境内には一向一揆後の復興に尽力した妙春尼・妙怡尼親子の墓地や佐々木月樵の墓があります。焼失を免れた鐘楼は夏には平和の鐘を、暮れには除夜の鐘がつかれます。
「三河太田発祥の地」記念碑
2022(令和4)年に新たに「三河太田発祥の地」の記念碑が建立されました。上宮寺の開創は聖徳太子ですが、その太子を助け案内した者として太田力丸という人物が伝えられています。その太子と太田力丸の出会いを顕彰し、上宮寺のはじまりの物語を広くかつ後世に伝えるために建てられた碑です。横には太田の先人であり戦国時代に活躍した太田善太夫吉政(おおたぜんだゆうよしまさ)の墓碑も安置されています。
境内の名木
冬に咲く一揆由来の「不断桜」や、大正年間の火事の偉容を伝えるイチョウ、また市の名木百選に選ばれた「たもの木」の大樹が境内の四季を彩っています。
納骨堂
本堂の奥にある納骨堂はご本尊を中心にロッカー形式の納骨壇が設けています。
納骨壇の使用は初めに権利金を払い、それ以降は年間の維持費をお願いしています。納骨に際しては日を取ってもらいお勤めをいし、普段のお参りは自由にできるようになっています。
木製の骨箱ですとおひとり分が入ります。陶器の骨壺ですと2人分。分骨用の舎利容器なら10人ほどが納められます。小型の舎利容器を1000円でお分けしてもいます。
浄土真宗の納骨堂であることをご了解いただければ、上宮寺門徒以外の方も使用できます。
- 権利懇志金 1壇 15万円
- 年間維持費 2,000円(毎年ご案内します)
墓園
本堂横には墓園があります。
墓園は初めに区画分の権利金を払い、それ以降は年間の維持費をお願いしています。上宮寺門徒外の方でも使用できますが、浄土真宗の墓園であることをご了解ください。
- 権利懇志金 1区画(間口1.2m×奥行き1.4m)50万円 ※2区画までつなげての利用もできます。
- 年間維持費 2,000円(毎年ご案内します)
合葬墓(がっそうばか)と呼ばれる共同のお墓もあります。このお墓は権利金や維持費が必要のない、誰でも入られる共同墓です。永代供養をして納めていただきます。