葬儀式和讃の男女の区別を廃止

3月号の『真宗』にて、「葬儀式和讃の男女の区別を廃止」が報告されました。『真宗』は真宗大谷派(東本願寺)の公報誌です。

大谷派では、1972年からお葬式で勤める和讃に男女の区別をつけていました。例えば男性の葬儀では「本願力に遇いぬれば」の和讃ですが、女性の場合は変成男子の和讃を行うといった区別でした。

内々では数年前から否定されていたようですが、今回ようやく教学的に意味がないとの公式見解が出され、今年2020年1月から廃止されました。

報告では、他にも差別的表現とされる聖教の箇所を研究・点検するとのことですが、一人ひとりの僧侶がまずもって敏感にならなければいけない問題です。