唯識学習会34「四諦の教説3」

本日6月19日、唯識学習会の第34回を開きました。テキストを読みながら唯識仏教の初歩を学ぶ学習会です。

現在はテキストの第5章「ものごとの生起」を読んでいます。この章では阿頼耶識がもつはたらきである因果について学んでいます。

因果の道理をこれまで四諦の教説として見てきました。前回は苦・集諦の有漏の因果を見たので、今回はその逆となる滅・道諦の無漏の因果は入りました。

四諦の教説は仏教の基本であり初期仏教から修行法として確立していましたが、日本仏教では教理といった形で教科書だけのものとなっている様に思われます。そこで改めて、現代の私たちに四諦の教説がどのように関わり意味をもつのか。そういうことを考えながらの学習を進めています。

次回は道諦を見て次の因果のお話に入りたいと予定しています。7月17日(木)です。