法話「立ち上がる阿弥陀如来」
本日、上宮寺婦人部の報恩講で「立ち上がる阿弥陀如来」を念頭にお話をしました。
昨年、京都の東寺にお参りする機会があり、ご本堂で座像の阿弥陀如来を拝みました。それで改めて気がついたのは、多くのお寺に阿弥陀如来が御安置されているけれど、真宗の阿弥陀さんは絵像であれ木像であれ、必ず立っておられるという点でした。
平等院や金色堂のように浄土を表したお寺でも、阿弥陀さんは座っておられることがありますが、それに対して真宗では座像ではなく、必ず立ち上がって向き合っておられます。おもしろい違いに気がついたので、なぜ阿弥陀さんが立ち上がっておられるのか、それを一席お話ししました。