報恩講3日目 帰敬式

本日11月7日、報恩講の最終日となり無事に勤め終わることができました。
最終日の午前中は帰敬式。法名をいただく儀式の執行でした。今年は3名の方が御法名をお受けになりました。

法名は仏さまの家族になる証ですので、名付け親は仏さまになられます。具体的にはお経や正信偈などより仏さまのお心が表される言葉が選ばれるのですが、それだけだと私たちには親しみがたいこともあります。そういうことで、現在使っています俗名をいかして法名をいただくこともあります。

そのようなときにお一人おひとりの俗名の意味であったり、それにこめられた親の願いを考えることが多いです。なかにはすばらしいセンスの名前もあり、そのまま法名でもいいのではないかという方もあります。

「名のった者になる」ということを教えられたことがあります。名前とは未来の私、つまりなるべき私、願われている私を示しているものでしょう。