斉円寺報恩講法話「苦労できる力」

 

本日11月19日、福井は武生の斉円寺さんの報恩講にてお話をし始めました。一昼夜法要で、逮夜・初夜・日中の三座のお勤めがあがり、それぞれ親鸞聖人のお話をご紹介していきます。

まず逮夜では「苦労できる力」を念頭に正信偈冒頭の「帰命無量寿如来」の意味を、特に「無量寿」とは何を表しているのかをお伝えしました。

阿弥陀如来の名義として光明と寿命の二つがあることは当然のことです。ところが親鸞聖人は光明はとても丁寧に見ておられるのに寿命に関してはほとんど触れられていません。そのことが昔から引っかかっています。

そもそも「無量寿」は何を表しているのか、そのことに関して今年気がついたことがありましたので、それを何度かお話しながら今回は「苦労できる力」という方向でまとめました。