除夜の鐘 つきました

2016年と2017年、新旧の年をまたいだ大晦日の夜に、除夜の鐘を皆さんと撞きました。

除夜の鐘は、旧年を除き、新年を迎えることから「除夜」と言われます。それが、自身の煩悩を除き、新たに出発していこうとする意味を加え、行事ごととして現在は普及しています。

鐘を撞けば煩悩が除かれる、と来られた方もおられたかと思いますが、親鸞聖人の浄土真宗では、煩悩は悲しいかな無くせられないとされています。そのことは皆さんも自覚的ではなくとも、うすうすわかっているでしょう。

上宮寺では数年前から除夜の鐘ではオリジナルの煩悩札をお配りしています。どの札にあたっても身に覚えがあるかと思います。新年を迎えるにあたっての智慧として、心に留めてもらえれば幸いです。