インド仏教史 第3回
本日1月25日、岡崎教区の真宗学院にてインド仏教史の第3回をお話しました。
第3回は「アビダルマ仏教と大乗仏教」と題して、釈尊が涅槃に入ってからの約500年の移りかわりを紹介しました。
仏弟子たちは釈尊の教えをどのように相続し、またそれをどのような形で受けとめ発展させていったのか。それをアビダルマ仏教から大乗仏教という流れでお話しました。
アビダルマ仏教に関しては、彼らが考えた仏道カリキュラムをかいつまんでお話しました。
大乗仏教の登場に関しては、釈尊への敬慕とアビダルマ仏教への批判という2つの面からお話しました。
大乗仏教はもちろんですが、アビダルマ仏教も現在私たちが学ぶ仏教の基礎となっている教義学が多くあるので、全体像として櫻部建先生の『存在の分析〈アビダルマ〉』を紹介しておきました。