正信偈講読20「悪の時代」
本日4月9日、岡崎教区第十八組の坊守学習会で正信偈講読の20回目を行いました。釈迦章の「五濁悪時群生海」に入っています。
今回は「五濁悪時」ということに関してどれだけリアリティーを感じられるかを焦点としました。五濁の意味自体はテキストにものっています。たとえば劫濁は「社会的な諸悪」とあります。ではその社会的な諸悪とは具体的には何か。
これら五濁が簡単に解決できるような悪であればお釈迦さまの教えは必要ないわけです。むしろ考えれば考えるほどため息と絶望しか出てこない。
そういう「五濁悪時群生海」にリアリティーを持つことが「弥陀本願海」へと海が転成していくことになるのでしょう。