名古屋の浄信寺さんでお話を

 

本日4月30日、名古屋は岩塚の浄信寺さんの春の永代経にてお話をしました。
「摂取不捨の真言」という親鸞聖人の言葉を念頭にお話しました。

真宗では仏さまに病気平癒を祈るとか受験合格の願いをするといったことを基本はしません。ですから祈祷やお守りもあつかいません。それはそれで大事な意味があるのですが、全否定しては仏さまとの接点がなくなると考えています。

私たちには不安やおそれをどうにかしてほしいという素朴な祈りや願いがあるのは確かです。最近ではコロナに感染しないように毎日手を合わせているという話も聞きます。そういった祈願することから仏に向き合うのも事実ですから、その時に私のことをお願いするだけでなく、その私に仏が何をいわれているのか、それを聞く姿勢こそのお参りであることをお伝えしました。