一杯の蕎麦に世界が見える

【この一枚の紙のなかに雲が浮かんでいる。ティク・ナット・ハン】

 

鷲田清一さんが今日(2015/07/16)の朝日新聞の連載で紹介されていた言葉です。なるほどベトナムの禅僧らしい詩的な教えだと思います。

しかし私はこの言葉を知るよりも先に、次の言葉を聞いていました。

 

【この一杯の蕎麦に世界が現れている。児玉暁洋】

 

我々が何気なく食べている蕎麦ですが、そば粉は中国から、醤油の大豆はアメリカから、天ぷらの海老はインドネシアなどと、たった一杯の蕎麦に世界が見えると児玉先生は教えてくれます。

ハン師と同じ縁起の法を説いていますが、私はこの蕎麦のお話が好きです。