正信偈講読7「法蔵の棄てた国、願った国」

本日4月14日、岡崎教区第十八組の坊守学習会で正信偈講読の第7回をしました。法蔵菩薩の物語を読んでいます。

今回は「法蔵の棄てた国、願った国」と題し、「建立無上」以下2句で法蔵の願いを確かめていきました。

あまり問題にされていませんが、法蔵菩薩は世自在王仏のもとで仏国土の建立を願っています。改めて考えるとなぜ仏国土なのでしょうか。なぜ国土建立が法蔵の願いになっているのでしょうか。願いを救いと置き換えれば、どうして国土建立が法蔵の救いになるのでしょうか。

この問題は私たちが学ぶ仏教が浄土真宗と、「浄土」を冠していることと結びつく大事な問題でしょう。