蓮如法会法話「浄土のある世界、ない世界」

本日4月23日、蓮如法会でお話をしました。「浄土のある世界、ない世界」を念頭に、蓮如上人から三河一向一揆の時代をふり返り、そこにあったエネルギーが現代においては失われているのではないかをお話しました。
今年は大河ドラマの関係で、三河は一向一揆が注目されイベントもあります。そのような盛り上がっている雰囲気の中で、ある方が「同じ真宗門徒が殺されたりお寺がつぶされた事件を誇らしげに盛り上がるのはおかしいのではないか」と提起されました。その発言が印象的でもあり、改めて三河一向一揆の問題点を考えることになりました。

それと同時に、問題があるとはいえ蓮如上人や一向一揆で発揮された強烈な力はどこから生みだされたのか。またそれを失ったため現代の日本には希望がもてないのではないか。それらの事柄が「浄土」という方向性で明らかになるのではないかということをお伝えしました。