坊守による能登半島の震災への支援報告
1月から月に一回、石川県に入り、金沢教務所または能登教務所に支援の物やお預かりした義援金を届けてきました。(教務所からはスタッフの方が奥能登に物資を届けてくださいました。今は被災された方の要請を受けて片付けなどのボランティアに入っていらっしゃいます)
5月17日、車で輪島市の諸岡公民館の避難所にはじめて直接物資を持っていきました。地元の経済の活性化になればと志賀町の富来のスーパーで果物などの食品を買い、持参した生活用品とともにお持ちしました。
公民館のある門前町は倒壊している建物が多く、避難所の建物自身も屋根にブルーシートがかけられている状態でした。責任者の方にお話を聞いたところ、避難所の方たちはもうすぐ仮設住宅に移られるということで、6月にはそこは閉鎖されるとのことでした。
移動して輪島の朝市の近くへ行くと、ニュースで見た倒れたビルが今もそのまま横たわっていました。電信柱が傾き、道路が隆起し割れています。火事のあった朝市の通りに行くと広大な範囲が燃えており、赤茶色の金属がむき出しになっていました。かつて生活の現場だった場所のところどころにお花やお水が手向けてあり思わず手が合わさりました。
近くの海岸沿いにはおそらくボランティアさんのものと思われる全国各地のナンバーのキャンピングカーが止まっていました。離れた地区にもボランティアさんたちのテントを見ました。
輪島市への道中も土砂崩れの下に車が埋まっていたり、道が隆起し、橋やガードレールの金属が曲がっていたり、揺れの凄まじさを感じました。
被災されたみなさん方それぞれに不安や心細さを感じていらっしゃると思います。こころのケアもこれからますます大事になってくると思われます。引き続き支援が必要と思いました。