唯識学習会26「異熟識」

本日8月28日、唯識学習会の第26回を開きました。テキストを読みながら唯識仏教の初歩を学ぶ学習会です。

現在はテキストの第4章を読み阿頼耶識について学んでいます。「蔵の三義」といわれる阿頼耶の3つの意味を確かめています。

今回は所蔵の別名である異熟識について「異熟」と「無記」という言葉を確かめていきました。異熟も無記も仏教の因果論で出てくる用語です。異熟は等流に、無記は善悪の対概念としてあります。

どちらも人間の仏教における業の因果を考える上でとても重要な考えです。その上で私たちの日頃の常識が誤っていることも指摘していますので丁寧に確かめていきました。

次回は3つめの執蔵について確かめたいと思っています

次回は10月10日(木)です。