同朋会報恩講法話「はじめに尊敬あり」

本日2月11日、同朋会の報恩講で「はじめに尊敬あり」を講題としてお話をしました。「はじめに尊敬あり」はお寺の年頭挨拶にも記した言葉です。

人種・民族・国家・所得・経歴などに関わる近年の格差や対立には辟易しています。相手より優位に立ち屈服させることが正義であるかのような言動や行動には、はじめに尊敬があるのではなく軽蔑があるといえます。それは間違っています。

お釈迦さまの説話、そして親鸞聖人が「同朋」といわれた言葉を引き、私たちのほんとうに願い喜べることは「はじめに尊敬あり」であること、そして同朋会が私たちの生活を少し変えていく助縁になればとお伝えしました。