非戦平和の鐘 2025
本日8月15日の正午、非戦平和の鐘を撞きました。
戦後80年の今年、日本では戦争が起きなかった80年となります。しかし日本が戦争と無縁だったかといえばそうではなく、朝鮮戦争や湾岸戦争など間接的に関わったり支持してきた歴史から「戦後」という言葉について考えさせられます。
「戦争」の実体験を持っている人は年々減少しています。それが政治や世間の空気として戦争を理屈だけで考えるわるい形で反映されてきています。人間は自分で経験しないとわからない者なのでしょうか。
経験することは確かに大きな出来事ですが、むしろ経験に依存するのではなく、戦争というが道理に反するということを明らかにする。経験があろうがなかろうが、道理として非戦ということに誰もがうなずく。そういう仏教の教えを発信していきたいです。