唯識学習会40「本有種子と新熏種子」

本日12月11日唯識学習会の40回目を開きました。テキストを読みながら唯識仏教の初歩を学ぶ学習会です。

今回は種子について本有種子と新熏種子の2つの種類があることを読みました。よく先天的と後天的と説明されることですが、さすが法相宗の多川先生、本有と新熏をより分けられるのは仏のみで、私たちがそれを意識してどうこうできないとピシリと押さえています。

真宗でもそうですが、仏と凡夫の分限ということをきちんとすることが教学に緊張感をもたらすと思います。

次回は種子の6つの性質を確かめて、それが読み終われば阿頼耶識の章が一応終わります。1月21日(水)です。