第2回 親鸞塾「観無量寿経の悲劇」

本日10月18日、第2回目の親鸞塾を開きました。
今年度のテーマは「お経を読む」。第2回は「観無量寿経の悲劇」と題して、『仏説観無量寿経』のお話を紹介しました。

観無量寿経の舞台 王舎城跡地

『観無量寿経』では人間はなぜ救われなければならないのか、どうやって救われるのかという、私たちの生活実感に則した内容で説かれ、古来より人気のある経典です。

『観無量寿経』はお釈迦さま在世の時におこった、ある国の悲劇を題材に物語られています。一説ではお釈迦さまが説法している最中に事件がおき、その説法を中断してまで説いたのが『観無量寿経』だといわれます。

そのような伝統的な解釈もいいですが、『無量寿経』の実践が『観無量寿経』であるという説が一番納得できます。

最終回は11月22日。「阿弥陀経の極楽」と題して、『阿弥陀経』でお釈迦さまが喜び勧める、極楽浄土の功徳・はたらきを読んでみます。