キャラ弁のつらさ

今日(2015/06/30)の朝日新聞の朝刊を読んでいたら「キャラ弁紹介、もやもやの理由 政府「輝く女性ブログ」ツイートに批判」という見出しの記事が載っていました。http://digital.asahi.com/articles/DA3S11832765.html

政府が「輝く女性」として、我が子のためにキャラ弁を作り続けレシピ本まで出したお母さんを紹介したそうです。するとそれに対して批判的な反応がかえってきたという事件の紹介です。何故批判的な反応なのかといえば、記事では子育てに悲鳴を上げているのにキャラ弁を作らねばならないと言われているようで辛いというようなことが書かれていました。お母さん同士がキャラ弁を作ることに加重を置きすぎキャラ弁を禁止する園もあるとのことです。

「過ぎたるは及ばざるが如し」と言われますが、よかれと思って始めることが、日々を重ねるうちにどんどん負担になることはよくあります。人の喜び顔を見ることは自分もうれしいことになりますが、それを自分をすり減らすように行うのを仏教では「利他の人」と言い間違っているとします。自己犠牲は辛く苦しいものです。