第1回親鸞塾「お釈迦さまの生涯―求道― 」
本日9月19日、今年度の親鸞塾を開催しました。
今年のテーマは「お釈迦さまの生涯」です。仏教の開祖であるお釈迦さまの生涯を3回にわたってご紹介していきます。
第1回は「求道―苦悩にふさわしく―」と題してお釈迦さまの誕生から求道に至る、いわば青春時代を見ました。
お釈迦さまの生涯は古くから仏伝として語り継がれてきました。ただし私たちがなじんでいる偉人伝のように、史実中心ではなく、むしろ不思議な話や超人めいた奇蹟が語られる物語として仏伝は作られています。
史実に重きを置く現代人にとってはいささか戸惑いますが、仏伝の意図は、あくまでお釈迦さまの生涯でもって仏教の教えを示そうとしているからです。そのためお釈迦さまの生涯の始めは、天界から母体に降るお話から始まります。それを昔の作り話として流すのか、教えの意図を汲み取ろうとするのか。仏伝を読むときにはその点が問われると思います。
次回は10月17日(日)午後1時半より。第2回「目覚め―自由をえる―」です。