近江八幡の教信寺さんでお話を
本日9月23日、近江八幡は若宮の教信寺さんの彼岸会でお話をしました。「浄土の風よ吹け」を講題にあげてのお話です。
今年、自分の関心にある一つは「枠を超える」という問題です。広く仏教的にいえば、世間とか娑婆とか六道という枠が、どういう構造なのか、どうしたら超えられるのか、超えたらどうなるのか。そのようなことを、コロナウイルス感染症や、オリンピック・パラリンピックの開催や、同姓婚裁判等々の問題にふれながら考えています。
その一つの手がかりが、此岸と彼岸という二つの世界をもつ仏教の視点だと考えています。
そのようなことを下地にして、浄土は単に死んでから還る場所ではなく、現在只今にそこから吹く清涼な風があることをご紹介してきました。