報恩講 初日

本日11月5日より7日まで二昼夜法要でもって報恩講を勤めます。報恩講は親鸞聖人のご法事です。今年で聖人滅後759年目になります。
初日のきょうはお昼からお勤め始めで、午前中は御華束や幕張などの準備をしました。例年では同朋会の皆さんでお斎の用意もするのですが、今年は3日間とも中止となり残念です。
午後からの初逮夜の法話は本宗寺の堀田護先生。親鸞聖人の臨終のおすがたである「口に世事をまじえず、ただ仏恩のふかきことをのぶ。声に余言をあらわさず、もっぱら称名たゆることなし」から言葉がもつ力によって、心が通じあう浄土を、また関係を切る地獄をも開くことをお話になりました。

お勤めと法話の後は親鸞聖人の伝記である『御伝鈔』があがりました。今年度は絵伝の1幅目と2幅目です。親鸞聖人が仏弟子となり挫折される若き頃を苦悶を想像しながら、絵解きも行われました。

明日は午前は兼日中。午後は大逮夜です。