武生の斉円寺さんで法話を

昨日より本日11月20日、福井は武生の斉円寺さんの報恩講でお話をしました。本日の満日中では「慚愧の報恩講」ということを念頭に、お勤めお参りする態度についてご紹介しました。

蓮如上人は報恩講の御文のなかで、人まねでお勤めしているような者は「はやく御影前の前にひざまずいて、回心懺悔の心をおこすべし」と言われています。

特に今年は、、先に勤めた報恩講の折りに、準備や段取り、またはお参りの入りにばかり気をとられて、お勤めの最中であっても親鸞聖人に真向かいになっていない自身を思い知りました。

むかし平野修先生の『慚愧の御遠忌』という講話本が出されました。不思議なタイトルだと印象深く記憶していたことが、真向かいになれていない自分のすがたと重なりました。

そのような自分の報恩講でのすがたを交え、報恩講にお参りするとは、親鸞聖人のことを思い出会うとはどういうことかをお伝えしました。