曝涼-妙源寺さんとのコラボ-

本日10月16日、曝涼(ばくりょう)を開きました。

「曝涼」とは「虫干し」のことです。夏から秋にかけて衣類や宝物などを風に当て管理・点検することを意味します。上宮寺では夏の七月にすでに虫干し法会を勤めていますが、今年は近隣の妙源寺(みょうげんじ)さんのお誘いで、改めてお寺の御縁起と宝物の解説をする日を開きました。
来年度のNHK大河ドラマは「どうする家康」だそうです。岡崎市は家康の生誕地ということもあり、来年から家康ツアーを計画し、上宮寺への参拝もしたいと聞いています。
上宮寺と家康の関係は三河一向一揆にあります。若き家康が三河統一を志した時に大きな壁となった事件です。上宮寺を含む三河三ヶ寺が中心となり、家康勢と激しく争ったのです。そのため上宮寺には一向一揆関連の品々や物語が残されています。
妙源寺さんは上宮寺とは逆に家康側についたお寺として、これまた家康ゆかりの品々を伝えています。そのようなことから二ヵ寺協賛の行事を開き、それぞれのお寺で伝わっているお話をご紹介しました