上宮寺だより 第100号 秋の永代祠堂法会

本日11月1日、上宮寺だより第100号を発刊しました。上宮寺のご門徒向けのたよりです。
今号は秋の永代祠堂法会をおたよりしています。
昨年の秋はコロナによる緊急事態宣言の発令によって急遽祠堂法会は中止となりました。コロナ下で唯一できなかったお勤めでした。
今年はいまだコロナ下ですが、皆さんいい意味でコロナに対応されてきたので、皆さんにご案内をして初祠堂も総祠堂も無事に勤めることができました。

「永代祠堂」を、もともとの「亡き人を永代にお勤めする」という意味ではなく、お寺の永代護持のためとか、仏法の永代相続を願ってとかいう意味に再解釈する方がおられます。それは永代祠堂が真宗では行わない追善供養とされるおそれを感じてのことだと思います。

そのような再解釈にはそれはそれで大事な意味があるとは思いますが、御懇志をあげられる方々は、やはり亡き人を思ってが第一義にあるわけです。その思いを正面から受けとめ、そのうえで浄土真宗の永代祠堂法会としていけばいいと考えています。

追善供養ではない浄土真宗の永代祠堂を明らかにする。そういう課題があるわけです。