『同朋』寄稿「佐々木月樵の三折本尊」

2023年1月発行の『同朋』1月号に文章を寄せました。「佐々木月樵の三折本尊」というタイトルで、上宮寺に伝わる法宝物を紹介しました。
『同朋』は東本願寺が発行している月刊誌です。1月号では「本尊ってなんだろう」という企画です。そのなかで48代の佐々木月樵が所持していたユニークな本尊を紹介してほしいとのご依頼でした。
佐々木月樵は僧侶であり学者であり教育者でした。その業績のひとつとして、大正期に国の使節団として欧米に視察旅行に出かけています。その旅中に携えたのが「月樵の三折本尊」です。
中尊は六字名号ですが、その脇に闡彰院空覚と清澤満之を配した独特なもので、月樵自作のものと考えられます。

そのようなユニークな本尊の由来や意義をご紹介できました。