勿忘の鐘 震災より13年目

本日3月11日の14時46分に勿忘(わすれな)の鐘をつきました。東北大震災を忘れないでほしいという願いから始まった行事です。

上宮寺では3年前から撞き始めていますが、お鐘がある全国の有志の寺院ではその前より行なわれています。

今年は特に新年元旦の能登半島を中心とした震災と重なります。東海は太平洋側の反対の地域ですが、お話をしていると対岸の火事ではなく、我が身のこととして防災などを語る人が多いです。昨日もお参り先で、もう80年近く前になる三河地震を経験された方が、「あれは戦争と重なって地獄だった」と二度おっしゃっておられました。

人ごとではない、我が身のことであると確かめる鐘にもなっているのでしょう。