浄信寺 永代経法話「再開を開くお勤め」
本日4月27日、名古屋は岩塚の浄信寺さんの春の永代経にてお話をしました。「再開を開くお勤め」の講題を出し、永代祠堂経をはじめとするお勤めの意義をお話しました。
永代経とか祠堂経と呼ばれるお勤めがあります。お彼岸などに勤まることが多いですが、亡き人の法名を列ねた法名軸をかかげるという特徴があります。
最近は永代経を「永代にわたって仏法聴聞の場を相続するお勤め」と解釈するのを見かけます。しかし伝統的な理解はやはり亡き人をおもう仏事ですし、そのために御門徒は懇志をあげられお参りに来られます。新解釈はそのような御門徒の思いを正面から受けとめているのか違和感があります。
永代祠堂とは何か、誰のためにするのか、何のためにするのか。きちんと考えお伝えしていきたいです。