広島平和の鐘 79年目
本日8月6日の8時15分に広島平和の鐘を有志の方々と撞きました。被爆79年目の鐘です。
きょうは広島の鐘だと本堂を開けつつ児玉暁洋先生のお話を思い出しました。それは作家の大岡昇平さんのことです。
昭和59年の8月に大岡昇平さんがテレビでこのようなことを言われたというのです。
「日本人が正気になるのは八月六日から十五日のあいだだけだ。その他の時はけろっと忘れてしまって自らの欲望の追求に明け暮れている」(『児玉暁洋選集』第11巻)
我がこともふくめ、まったくその通りだと知らされ、恥ずかしくなった今日の鐘です。
9日には10時半より長崎平和の鐘を撞きます。ご参加ください。