除夜の鐘 つきました
年末のお寺の行事として、大晦日の11時15分より歳暮勤行、続いて30分より除夜の鐘をお参りの皆さんとつきました。
除夜の鐘は室町時代からはじまったそうで、「旧年を除く夜の鐘」ということで「除夜の鐘」と呼ばれます。「新年にあたって煩悩を除く」とも言われますが、浄土真宗では「煩悩も身の内」ですので、煩悩といっても自分自身の中身としてとらえます。ですので「(自分を)除く」というよりも「(自分を)よく知る」こことして煩悩の問題はあります。
上宮寺では108の煩悩にちなんで、鐘をつかれた方に煩悩を示した札を記念にお渡ししています。どのような煩悩があたっても、それが自分ですので、よく知ることが大事です。よく知れば、それに惑わされたり、振り回されたりはしなくなります。それが浄土真宗流の、煩悩との付き合い方です。