婦人部研修会 ―池田徹講師 「「真宗仏事」の伝統と創造」―
本日6月19日、今年度の婦人部研修会が会館で開かれました。講師に三重桑名の西園寺ご住職、池田徹(いけだとおる)先生をお願いし、「「真宗仏事」の伝統と創造」の講題のもとお話を聞きました。
講題はいかめしいですが、「仏事といいながら自分の都合で向きあったりしていませんか」という問題提起からはじまる、我々の身近な出来事からはじまりました。
「ご先祖さま」・「仏さま」と言いながらも、それを気休めや自分の損得に利用しているだけではないですか、という厳しい指摘を交えつつ、葬儀や法事はもちろんのこと、誕生や七五三、結婚や家の起工式など人間の生涯全体が法や道理に意味づけられた仏事にできないかと、ご自身の活動などを紹介されました。
ご法事が始まる前にその趣旨説明をするとか、お経を皆で読んだり、恩徳讃を歌ったり、みんなが参加できる仏事を形を試みるお話は、仏事を執り行うお寺としても刺激となりました。