唯識学習会13「業の問題」

本日6月21日、唯識を学ぶ学習会の第13回目を開きました。

前回は遍行の心所5つを読みました。その最後に「思」という私たちの行為や行動に関わるはたらきが出たので、今回はテキストを離れて仏教における行為論、つまり業の問題を見ました。

業の問題は「世尊は業論者・行為論者・精進論者」と言われるように仏教の根本的な教義です。しかし同時にその言葉によって差別が行なわれてきた歴史もあり複雑な問題があります。

今回は外道と仏道とのちがいを業の教えで確かめ、皆さんと話し合いをしました。

業ということは私たちの実在そのものの問題、生きることの内実や人生の意味につながっていきます。私自身関心をもっている課題です。

次回は7月19日水曜日の10時半です。zoomによる参加もできます。